みどり化学名称由来記

みどり化学ロゴ

 

第二次世界大戦が終結して、新生日本国の誕生後ほどない昭和21年初夏の頃、或る田舎の山間に憩いのひとときを過ごした。当時国民の大多数は疲弊その極に達して悄然となす処を知らなかった。

しかしながら山間の森林は強い太陽にその翠の梢を照らされて美しく逞しい成長をしていた。

この光景を見て、このように自然の恵に対し常に黙々と最善の努力を傾けて自己の成長によって社会への貢献に尽しているこの尊い姿こそ深く学ばなければと痛感したのであった。

即ち、自然の恩恵に忠実で共存共栄をはかる、このような堅実円満な理念を象徴して青葉の翠に因み「みどり化学」と命名し、社の商標には翠滴る樹木の図案を選定して「翠(みどり)印」と呼称することにしたのである。

従って、当社は以上のような健全な趣旨を体得して皆倶に一致協力し伸びゆく

「みどり化学」の繁栄と社会の福祉に貢献するよう努力するものである。 

 

昭和35年1月1日 創業者 堀江正雄